私はこの3月末に7年間勤務した私立高校を辞めて、7月下旬からアメリカで働きます。
その経緯はこちらで。
学校の先生というのは、年度末の3月末以外で辞めるのはほぼ不可能なのではないでしょうか。
学校にもよるのかもしれませんが、一般企業のようにはいかないことが多いように思います。
しかし、退職してすぐに海外に行くならいいですが、様々な事情で、行くまでに時間があく場合もあります。
私の場合は退職から3か月強あるので、それをどのように生かすか、そしてどんな問題があるかを共有していこうと思います。
まずは仕事を辞めてから渡米するまで、無職だった場合の出費を計算する
基本的にかかるお金は、住んでいる地域・退職前の年収・独身かどうか・家賃などによって変わります。
国民年金・住民税・国民健康保険料は下記サイト様を参考にしてみてください。
<3月末から3か月休む時>
約160,000円
※国民年金が約5万、住民税が約4.4万、国民健康保険料が約7.1万
無職で毎月かかるお金は?退職後3か月休むと税金はいくら? | 税金・社会保障教育 (mmea.biz)
退職前の年収が400万円(月収約33万円)とした場合のシミュレーション
※40歳未満、独身、世田谷区として計算。
そのほかに、家賃や交際費、スマホ代、食費など、今まで家計簿をつけていた人はそれを参考にしつつ、多めに見積もっておくべきでしょう。
海外への引っ越しや家具家電を実家やトランクルームに運送する必要がある人は、その金額も見積もりを出すべきでしょう。
海外に行く前に、スマホをSIMフリーのiphoneに買い替えようとか、カバンを新調しよう、スキンケア製品を買いだめて持っていこうとすると、キリがないんですよね。
海外でも、よっぽど田舎やへき地に行かない限りは案外何とかなるものですので、必要最小限に留めたいですね。
海外滞在中の日本での出費を算出しておく
海外滞在中に海外でかかる出費はもちろん算段がついてから行くと思いますが、案外漏れがちなのは、日本での出費です。
これは、住民票を日本に残していくかどうか(=海外転出届を出すかどうか)で大きく変わってきます。
住民票を残していく場合、住民税と年金は払い続けなければなりません。
私が以前カナダでワーキングホリデーのために滞在していた時は、当初、海外転出届は出し(=住民票は残さず)、年金は任意で支払い続けていたのですが、思ったよりも出費が嵩み、途中やめにしました。
その時に思ったのは、人生のうちでその時にしか出来ないことをしに海外に行っているのに、後からどうにでもなる(後納できる)お金を払うべきなのか?ということです。
「海外に行くまで問題なく過ごせる額」と「日本の銀行口座に十分な額を置いておくこと」を念頭に置いて、退職後の限りある期間の過ごし方を考えていきましょう。
①【自由度100%・収入ゼロ】ニートライフを満喫する
1度社会人になったら、半月以上の長期の休みはまず取れません。
十分な蓄えがあるなら、この際しっかりニートライフをエンジョイするのも、最高ですよね。
特に教師はこれまで休みがほぼなく、自分の時間や家族との時間を取ることができなかった人も多いと思います。
何もしない贅沢な時間を過ごしたり、趣味を思う存分したりする時間が取れるなら有意義な過ごし方といえるのではないでしょうか。
また、この間に荷造りや引っ越し、断捨離、役所の手続きなど、しなければならないことも非常に多いので、それに専念するのも大事ですよね。
注意するのは、社会保険(年金保険・健康保険)と住民税の支払いに関しては、自分で手続きをしたり、振り込みをするなど自己管理を徹底する必要があります。
会社の負担分も当然ないので、全額自己負担となるというのはデメリットとなります。
②【自由度40~70%・収入そこそこ】アルバイトやパートとして働く
当初、派遣という選択肢が浮かばなかった私は、大学生のときのようにアルバイトサイトに登録して、面接試験に臨んでいました。
「教育」と「英語」に携われる仕事で、出来る限り精神的負担にならないもの(今までの仕事と大きくかけ離れていないもの)を想定していた私は、塾の採用試験を受けました。
塾講師として週5日、夕方~夜働くつもりでした。
完全夜型の私にとって、理想的な時間帯なんですよね。
アルバイトのシフトにどれくらい入るかは、自分次第で、ある程度コントロールできるので、自分の状況に合わせて働ける自由度が魅力的です。
唯一の注意ポイントは、福利厚生はバイトには適用されない場合がほとんど、という点です。
特に、社会保険(年金保険・健康保険)と住民税の支払いに関しては、自分で手続きをしたり、振り込みをするなど自己管理を徹底する必要があります。
会社の負担分も当然ないので、全額自己負担となるというのもデメリットとなります。
③【自由度15~30%・収入割とあり】派遣として働く
派遣の何よりいい点は、福利厚生<有給休暇・健康診断・社会保険(年金保険・健康保険・雇用保険・労災保険)>完備の点です。(全てに当てはまるわけではないようなので、必ず確認してください。)
会社がある程度負担してくれるだけでなく、難しい手続きをやってくれる点も最高です。
サイトに登録さえ事前にしておけば、履歴書の準備や先方とのやり取り、面接試験への同行までしてくれました。しかも無料で。
注意点としては、この間に荷造りや引っ越し、断捨離、役所の手続きなど、しなければならないことも非常に多いので、日本を去る直前まで働かずに、1か月くらいは少なくとも余裕をもって離職できるように交渉しましょう。
また、住民税だけは天引きにならず、自分で支払う必要があります。
4,5月分は退職金から自動的に引かれ、6月以降分は6月下旬ごろに納税通知書が自宅に届くそうです。
私の場合は、「教育」と「英語」の両方に関わる仕事をしたいと考えていたところ、某私立大学の留学センターで3か月間、派遣として働くことになりました。
留学生の対応をしつつ、大学の交換留学制度の更新のために海外の各大学との交渉をメールで行うというのが主な仕事です。
事務職はかなり久しぶりですし、ビジネス英語に対する知識は、対面でもメールでも不十分と言わざるを得ず、正直言ってかなり不安ですが、せっかくの機会。
いきなりアメリカで働くよりかは、いいステップアップになるだろう、将来日本に帰国して再就職するときにも役に立つだろうと考えています。
同じような大学の事務は、3月~6月末あたりの短期での募集が案外多くあります。
教育業界で働いていた経験は有利に働くので、トライしてみるのをおすすめします。
アルバイトサイトには決して載らない、良い条件の仕事は、派遣でないと見つかりません。
3月頭くらいから派遣サイトに登録して動き出すのがいいタイミングだと思います。
皆さんの経済状況とメンタルヘルスに合った方法を模索して、有意義な過ごし方をしましょう~
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