長年勤めた学校での最終日

人生

ついに、7年間勤めた学校での最終日が来てしまいました。

7年前、3月上旬というかなり遅いタイミングでしたが、帰国後すぐ拾っていただいて思いがけず就職できたことは、感謝しかありません。しかも、いきなり特進クラスを受け持つことになり、よく分からないまま、日々に忙殺されながらもがいて、徐々に徐々に結果を出していきました。

でももちろん、全て1人で出来るわけはありません。本当に人が温かく、面白く、たくさんの笑いの中で、たくさん助けてもらいながら日々過ごすことが出来ました


新卒すぐで勤めだした企業は大企業でしたが、配属先での人間関係や商材への興味の無さなどで非常に苦しみ、病みかけそして自信を完全になくして退職しました。

振り返ると、社会人としての基礎を築いてくれたし、出来る社会人ってこういうことかとたくさん勉強になりました。

しかしそんな自己肯定感ミニマムになる経験がベースにあったので、現在の職場で働きだして、

期待されること・任されること・自分で考えて出来る裁量が大きいこと・分からなかったらいつでもすぐに聞けること・同僚の教え方が分かりやすいこと(先生なので)・同世代が多いこと・冗談を言い合える環境・生徒が頼ってくれること・不満や憤りも、同僚の皆が一緒に悩んだり怒ってくれたりしてくれること・頑張っていたら誰かが見てくれていること…

こういったことに日々救われて、安心して働けたし、成長することが出来たと思います。それに、1人で抱え込まずに、ちょっとしたことでも共有できるようになったし、他の人を助けることが出来るようになった。

もちろん、職場への不満はいろいろある。けど、不満の全くない職場はないと思う。

この仕事は総合的に見て自分にはかなり合っていると思うし、必ずまた教員としてのキャリアを再開したいと思っている。


日本の教育業界に少しでも貢献できるような人材になりたい。そう思えるような貴重な経験をさせてくれた学校には、本当に感謝しかない。

4月1日からここに来られなくなるというのが、まだぴんと来ない。実感があるような、ないような。でも、この学校での7年間が、自分の人生の大きな転機になったことは間違いない

たくさんの同僚の先生方が、最後声を掛けてくださる。これからも頑張ってと温かく見送ってくださる。プレゼントをわざわざ用意してくださる。春休み中なのに最後私に会うために今日出社したと笑ってくださる。

先生方だけじゃない。何年も前に卒業した生徒やその保護者の方が、私の渡米を聞いてお手紙やプレゼント、お花をプレゼントしてくださる。

こんなにたくさんの人が支えて下さっていたことを改めて感謝して、これからも頑張っていこう。

楽しいことばかりではなかった。辛いことも、たっくさんあった。それでも、今思い返すと笑ってた記憶の方が印象に強いのは、そういうことなんだろう。

たくさんの貴重な経験と大切な縁を次に繋げていきます。これからも、生徒が多く集まり、進路や部活動でしっかり結果が出せるような学校になっていきますように。先生方が心から笑顔で働ける職場であり続けますように。

7年間、本当にありがとうございました。

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